「先生、友達の大学は階段教室ばっかりだ、って言っていました」

【授業研究】大学での授業の一つ、「リーダーシップベーシック」は「ALセッション(アクションラーニング・セッション)」を繰り返します。100分間の授業時間のうち、私が話しているのはトータルで20分程度です。あとは学生同士で話し合うか、リフレクションカードを書いているかです。授業後に一人の学生が話しかけてくれました。
「先生、この前、渋谷で高校の同級生に会って大学の授業の話になりました」
「へー」
「僕は、この授業のことや、ほかの授業のことを話しました。AL型授業が多くて楽しいと言ったんです」
「うん」
「そしたら、友達はB大学に言っているのだけど、『いいなあ〜』って」
「ふーん、どうして?」
「友達の大学では階段教室のようなところでの授業ばっかりだと言っていました」
「ああ、まだそういう大学が多いんだろうね」
「そうですよね。僕は産能にきて良かったと思いました」
「うんうん。私もここはいい大学だと思うよ」
 私の授業を喜んでくれているのもうれしかったですし、彼が自分の大学を誇りに感じていることがとてもうれしいことでした。この会話を聞いていた周囲の学生たちもにこにこして聞いていました。ほんとによい大学だなあと改めて感じた瞬間でした。