生徒向け「高校物理」授業の実践

【授業研究】某高校2年生を対象に「物理」の授業を実施しました。いつもなら、その高校の物理の授業をそのまま担当させてもらいます。この学校には「物理」の授業がないので、英語などの授業の時間をお借りして実施しました。当然、生徒たちにとっては「初めての物理授業」体験となりました。
 物理の授業を全く受けたことがない高校生を相手に物理授業をやるのは久しぶりでした。どんな反応になるかちょっと不安な面もありました。しかし、実際にやってみると初めてとは思えない盛り上がりです。「席は自由」「グループごと」「おしゃべり自由」「模造紙に落書き自由」というだけで、授業が始まる前から生徒たちは「おもしろそう」とにこにこしていました。
 練習問題は結構難しい問題も入っています。多くの生徒たちがその問題で苦労しました。中にはグループの中では「誰もわからない(汗)」というところも。「どうしましようか?」「あのグループの人は解けていたよ」などと声をかけると、「立ち歩きもいいんだよね」「じゃ、聞きに行こうか」「呼んでもいいんじゃん」などとワイワイ騒ぎながら、グループを超えて動き始めます。結局はほぼ全員が「満点!」。「物理っておもしろそう」という感想もいくつもありました。
 私にとっては何度も繰り返してきたことですが、何度やっても同じ展開はありません。私にとっても楽しい「ライブ授業」です。