新任の先生達の大奮闘

【授業研究】昨日書いたのとは別の某高校の研修会に伺いました。ここでは、「研究授業」をいくつか出して、そのどれかを授業者以外の先生達は見学します。その後、授業ごとに「研究協議」を行い、最後に「全体会」を持つという3部構成でした。
 4つの「研究授業」のうち3つは初任者の授業でした。これは、3人の初任者指導担当のU先生が「AL型授業に挑戦するきっかけ」にしようと働きかけてくれたようです。たまたま、3人は新卒ではなく他県での経験があるとか、他の分野からの転職経験があるなど、たくましい人たちでしたから、「これもあり」だなと納得できました。
 私はあわただしく、3人の方の授業を15分ずつ見学させてもらいました。こここで気がついたことが2つありました。1つは実に良く考えられたAL型授業になっていたということです。これは各初任の先生方の意欲とU先生のバックアップがうまくかみ合っていたからだと思います。2つは彼らの授業を見守るセンパイの先生達の温かさです。特に研究協議の時には気を使い、良いところを褒め、励ます態度に溢れていました。
 私はイベント型の授業だけを行うことには懐疑的ですが、このようにイベントをうまく活かして挑戦する機会をつくったり、教員相互の温かい交流を醸し出したりという使い方には賛成です。
 全体会の最後に校長先生が「AL型授業の中では生徒は一人も寝ていませんでした」とおっしゃいました。授業をみせた先生たちに大きな勇気を与える発言でした。