ワークシート開発は「AL型授業」のヒント

【「ワークシート」開発の思い出3】色々な困難やラッキーを経て、ワークシートを用いたグループワークをつくることがうまくなりました。当時は月に2〜3回は授業で使うためのワークシートを開発していましたから、たくさんの試行錯誤をすることができました。
 例えば、罫線を印刷して書かせると生徒たちの書く量が減ります。漫画の吹き出しのような枠をつくると書く量が増えます。ワークについての説明文が多いと間違いや、進行遅れが増えます。「振り返り」を促す質問は生徒たちの「気づき」を促しました。様々な生徒たちの「気づき」は職員室でしばしば話題になりました。
 「A君がこんなことを感じているとは思わなかった」「Bさんはこんなに深く考えているんだね」「苦手だと言っていたC君が最近少しずつ書けるようになってきたよ」…などと担任同士で話題にしたものでした。
 この時の体験が、そののち「AL型物理授業」を開発することに役立ちました。ワークシートは「授業解説プリント」「練習問題」などに発展しました。「振り返り」による生徒たちの「気づき」を促すことは「リフレクションカード」へと発展しました。(この項終了)