大学院生さんたちの熱い情熱に応える

【授業研究】日本教育大学院大学で「アクティブラーニング特論」を非常勤で担当しています。その講義の終了後、「教育研究大会」の打合せをしました。これは院生が中心に企画する教育研究大会です。テーマ、講師、形式などは全て院生が企画立案して教授会の承認を得ることになっていますが、大半は、院生の意見が尊重されているようです。
 今年度のテーマは「これからの教育の話をしよう〜授業を魅力あるものにするために〜」。講師は前半が北川達夫先生。フィンランドメソッドを最初に日本に紹介して有名な方です。最近は対話型教育の理論研究や実践に力を入れていらっしゃるようです。
 そして、後半が何と私。13時〜16時半の3時間半のワークショップです。その打合せを行いましたが、院生の皆さんの熱い思いに圧倒されそうになりました。「良い教師になりたい」「良い授業をやりたい」「この大学院大学の卒業生達はみんな良い授業をやっていると言われたい」「AL型授業、対話型授業、反転授業などの最新情報を院生のみならず卒業したセンパイたちにも伝えたい」…委員のみなさんの熱い声です。
 私も彼らと同年代のころに異なる分野で「世界を変えよう」「最先端を学ぼう」と熱く語り合い、多くの人を巻き込む運動をしていました。あのとき、多くの先生やセンパイ達が様々な形で支援してくれました。励ましてくれました。その時、良くこう言われました。「この恩返しは俺たちにするんじゃないぞ。恩返しはおまえの後輩にしろ」…あれから、40年近く過ぎました。今、「恩返し」ができそうです。