「アクティブラーニング型授業」に教育相談のスキルと理論が役に立つ2

 何回かに分けて、標記について詳しく述べます。その前に私の物理の授業の仕組みを紹介しておきます。
1コマ65分の授業を以下のように構成しています。

 この構造だけを見たら、教育相談がどこに入っているのかわからないかも知れません。
それを少しずつ解説していきます。
〈まずは「あ・い・さ・つ」〉
 教育相談では信頼関係(ラポール)構築の重要性を学びました。

授業の始まる前に生徒を〈迎えて〉、一人ひとりと〈あいさつ〉するのはそのためです。
その極意は「明るく、いつも、先に、ついでにひと言」です。
「明るく」は簡単なようですが、「いつも」となると難しい。
日によって変わると生徒は不安になり、「先生の顔色をうかがう」ようになります。
気をつけたいものです。
 更に「ついでにひと言」ができると効果絶大。
「おはよう」「おはようございます」‥‥のあとに、もうひと声かけます。
「暑いねぇ」「昨日の試合の結果はどうだった?」
「なんだか元気なさそうに見えるけど、何かあった?」‥という具合です。 
私は物理室で生徒を〈迎える〉ことが多いのですが、
教室に入ったときや廊下で生徒とすれ違うときも同じ事です。
この関係づくりが授業中の生徒の活性化につながります。
是非おためし下さい。