「アクティブラーニング実践セミナー」(1)

7/2(土)のセミナーの感想が集まってきています。うれしい感想がたくさんあるので、紹介させてください。

物理の授業体験の際に私と共にファシリテーションを体験してもらった方はこう書いてくれました。

> 私はあせっていたのだと思います。
> 教員でもすぐには話し合えないのだから,
> はじめから話し合えなくて当たり前だし,
> 適切な働きかけがあれば,話し合いは勝手に動き出すのですね。
> グループを客観的に見ているようで
> 私はただ「話し合え」ばかり連呼していたようです。
> チームへの働きかけの方法を勉強する必要があると思いました。

 この方の気づきの鋭さに驚いています。生徒たちに「話し合え」と言ってもなかなかそれはできません。適切な介入をしてあげれば、確実に話し合いが始まります。ここが「定例介入」として構造化したいところです。この研究方針に自信を持つことができました。

 また、「介入の構造化」について以下のようなコメントもいただきました。

> 学習者中心の授業には、次のような不安や反発、非難が想定できます。
> ①授業規律が確保できるのか(特に困難校と呼ばれる学校で)
> ②生徒の能力やモチベーションによって大きな差が生じるのではないか。
> ③毎回ごとの授業での生徒とのやり取りが大変ではないのか。
> しかし、基本的な構造が把握されて設計されている授業では、
> これらの点はほとんどクリアすることが可能なのだと思えます。

 「基本的な構造が把握され設計されている授業」という言葉が私にはとても良い表現に思えます。このコメントにも勇気づけられました。
 セミナーで一番勇気とパワーをもらったのは私なのかも知れません。改めて、参加された皆さんにお礼申し上げます。