久々に楽しい物理の議論

【授業研究】いつも授業をしている河合塾コスモ名古屋は1~3月期には授業がありません。偶々、私が名古屋で用事があったので、そのついでに特別授業=質問対応をすることになりました。普段の私の授業を受けているわけではないのですが、質問を抱えている生徒数人が集まりました。

 通常なら1対1で質問対応をするのだと思います。他の人は行列を作って待っているという形がどこでも行われている気がします。私はこの形式が馬鹿馬鹿しいと思っているので「みんなで聞いてみんなで考えましょう」と呼びかけます。各自の質問のノートや問題集のコピーを作ってもらって、一緒に話し合います。

 最初の質問はなかなか難しい質問でした。問題が難しいというより原理的なことについての質問なのですが、多くの高校生が勘違いしそうなテーマです。これが議論を活性化しました。生徒たちが次々に「ああでもないこうでもない」と意見を言い出します。これを基に私がところどころで「これだとどうなる?」「この視点は考えている?」と質問を出します。生徒たちは大喜び。

 別の問題も解決していくと、助手をしてくれている人も「私も質問したいけどいいですか?電気と電磁波と光はどんな関係ですか?」。助手の方もみんなの活発なやりとりに巻き込まれたという感じです。これまた楽しい質問です。生徒たちを巻き込んでワイワイ。予定の90分を超えて2時間くらいやっていました。久々に物理の講義というより、物理談義を楽しみました。越ケ谷高校物理室の放課後に時々起きていた物理談義を思い出しました。楽しい時間でした。

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