ようやく見つけた物語

【授業研究】たぶん小学校6年生の時に国語の教科書で読んだ「いわおの顔」という話があります。

 村の裏山の岩壁が人の顔に似ていて「いつかあの顔にそっくりの人が現れて村を助けてくれる」という言い伝えがありました。子どものアーネストは、その話を母親から聞き、その人が現れその人に会うのを楽しみに生きていきます。少年のころ、若者の時期、大人になってから‥「いわおの顔」にそっくりの大金持ちや軍人や政治家が現れますが、しばらくすると村人は失望する‥を繰り返します。

 それを村人とともに見続けてきたアーネストは年老いてきます。目立つことなく勤勉だったアーネストはいつの間にか村人たちに信頼される「お年寄り」になっていました。いつものように村人たちの前で話をしているアーネストの顔に夕日が当たり、銀色の髪が輝きます。それを見た村人たちが叫びます。

「この人だ。いわおの顔の人だ。アーネストさんが予言の人なんだ」

 

 ‥この話を読みたくて時々調べていたのですが、ようやく見つけることができました。残念ながら教科書そのものはまだ見ることはできないのですが、たぶん元になったと思われる「巨人岩(ナサニエル・ホーソーン著/村岡花子訳/羽田書店」を見つけることができました。国会図書館の蔵書をオンラインで読むことができました。こんなサービスがあるのもありがたいことです。良い物語です。

 今度は「教科書」を探したいものです。教科書は使用開始年1961年使用開始の『小学校国語 六年下』(学校図書)であることまではわかりました。現物を見ることができるところはあるのでしょうか?ご存知の方がいたら教えてください。

 英語で原作も読んでみたいものです。 

国会図書館のサイトです。→ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1168413

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