【授業研究】先週、標記の学校に伺いました。テーマは「不登校予防と授業改善」でした。教育相談の視点に立って話をして欲しいという要請でした。
これはとても興味のあるテーマです。以前なら、不登校は対症療法的に「発生してから対応する」ものでした。それを少しでも予防的にするために、組織体制をつくり気になる生徒に対する情報交換を密接にしたり、テストや分析をしてクラス状況を調べたりしていました。それらは主に担任や相談係の仕事でした。
私は授業改善がうまく行けば、「主体的・対話的で深い学び」が毎日の授業で実現すれば、不登校はなくなると思っています。つまり「授業で不登校をなくす」ことをするべきだと思っています。
しかし、現実にはそうはなっていないようです。極端なケースでは「学校中でグループワークが増えたら、不登校が増えた」という話もあります。そんなことを考えながら話をしました。
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