生徒たち向け科学の授業

【授業研究】少し前の校内研修会のリフレクションカードが届きました。印象に残ったコメントが2つです。

➀「学校の授業をより良くするには?」というグループワークを教員同士でやる。

  小林さんにやって欲しいのですが、自分たちでできるかも知れないですね。

②生徒たちに「科学とは何か」の授業を小林さんにして欲しいですね。

  探究の意義やSSHのクラスの意義が生徒に伝わると良いと感じました。

 ➀は「アクションラーニング(質問会議)」がとても有効なのです。この方法は授業改善や組織開発にとても有効です。私は大学で学生に手ほどきして、授業で14回やれば、学生たちが自分たちだけで使えるようになることはわかりました。そこまでの時間をかけなくても、できるとは思います。リアルでやるのは大変なので、オンライン会議などでできるようにしたいものです。

 ②はやらせてもらえる機会がなかなかありませんが、やりたいことのひとつです。学問の総体として始まった哲学から、物理学や天文学、植物学等が個別科学として独立していく過程を高校生たちに知らせたいと思います。また、人類の本質が「社会的動物(アリストテレス)」「社会的諸関係の集合体(マルクス)」であることを踏まえた、学び方や生き方を伝えたいものです。

 ついでに言えば、最近の社会的な問題を理解するためには資本主義社会の本質的な理解が不可欠だと思っています。しかし、残念なことに、学生運動が盛んだった1970年代には高校生・大学生の誰もが「資本論」は齧るだけとしても、「空想から科学へ」「賃労働と資本」「フォイエルバッハ論」は常識だった時代ははるか昔にっなてしまいました。そんな話も高校生にしたいものです。

 機会があったらお呼びください。 

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