学生の鋭い批判

【授業研究】大学の1年生の担任クラスの面談をしています。ある学生の出身高校はアクティブラーニングを全校あげて取り組んでいると聞いたことがあるので、軽く「どうだったの?」と聞いてみました。こちらはこの話題に深入りする気はなく、すぐに次の話題に行こうとしていたのですが、学生は滔々と語り始めました。

「あ、そうなんですよ。ちょうど僕が入学した時から始まったみたいです。

 でも、ダメですよ。全然。

 話し合いと言ってもみんな遊んでいましたよ。

 なんでやるのかわからなかったし‥。

 やるなら、その説明をして生徒が納得しなきゃだめですよ。

 先生たちも、あまりうまくない気がしたし‥。

 結局、進学実績も僕がいた3年間は下がり続けたみたいですよ‥」

 あまりもの勢いで語り始めたので唖然。しばらく茫然と聞いたあとで、

「うんうん、言いたいことがいっぱいありそうだね。

 その話は別の機会にゆっくり聞かせてもらうことにして、

 本題に入っていもいいですか?」

と割り込んで、何とか予定通りの面談を終わりました。

 彼が話していたいくつかの部分は、私が理解している失敗パターンと重なるところが多い気がします。改めて彼の話をじっくり聞いて、授業改善の問題点や改善方法について研究したいと思います。

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