200人超?

【授業研究】大学の授業で「実力養成講座」を担当しています。直接的にはSPIの数的処理能力を向上させることを目的としていますが、私は「論理的思考力」と「対話的な学びのスキル向上」との両立を狙っています。

 前期には火曜日1時間目と木曜日1時間目に同じ講座が設定されています。1時間目にも関わらず火曜日の受講者数は200名超、木曜日も150名超。いずれも、私がこの講座を担当してからの新記録の人数です。

 問題は2つ。1つはこの人数で「対話的な学び」と「思考力向上トレーニング」をどう実現するかです。これはすでに工夫を重ねてきたので、人数増加はさほどの障害にはなりません。これはよいのですが‥

 問題は2つ目です。この大人数の出席把握と公平な評価をするための資料をどうつくるかです。学生に配布されているバーコードシールを使おうとしたのですが、これは出欠は把握できるものの、それだけになりがちです。他の先生に聞くと機械の使い方もあれこれ面倒なことがわかりました。結局のところ、他の授業でも使っているリフレクションカードを使うことにしました。

 最大の問題は「配布」と「回収」です。昨日の木曜日の授業では「回収実験」を行いました。A4ワークシートを配布し、氏名等を書かせ、感想気づきを書いて提出。この時、1~30,31~60‥と番号によって異なる回収ボックスを配置して並べました。研究室に戻って、各ボックスのワークシートを出席番号順に並べ替えて、検印を押すという実験です。これは思っていたより簡単に終了しました。「これは行けそう!」です。

 来週、火曜日には200人超で回収実験をし、木曜日には「配布」実験です。高校物理授業でも行っていたのですが、入り口に全員分のワークシートを最上段の名前だけが見えるようにずらしてテーブルに並べます。これをとって教室に入ってもらいます。配布時間がゼロになります。少し工夫すると遅刻確認もできます。

 この方法の最大の問題は「テーブル上に並べる作業」です。これまでの経験では50人分でも2分で並べることができるので、10分はかからないと思っているのですが‥やってみないとわかりません。

 とまあ、色々、問題はあるのですが、私はこういうことを考えたり実験したり修正したりするのが大好きです。楽しみができた感じです。

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