大学卒業式

【授業研究】大学の卒業式でした。私は4年生のゼミは担当していないので、あまり4年生との付き合いがありません。なんとなく傍観者的な気分もないではありません。

 開会の30分くらい前に会場に着くと、入り口前にたむろしている卒業生たちに「着席は15分前」と指示が出ているらしく、あちこちで「そろそろ会場内に移動して、着席してください」と声がかかっています。その中を通り抜けて入り口を目指して移動していくと、突然、「あ、小林先生だ~」「グッドタイミングじゃん」の声。

 振り向くと1年生の時の「基礎ゼミ」のクラスにいた学生たちが十数人集まっています。女性たちはもちろん和服、男性陣はスーツ。「一緒に写真撮ろう!」と声がかかると、「今度ははこっち」「私も」‥と次々です。写真撮りながら、「就職できました」「銀行です」「〇〇さんも卒業しますよ」‥と近況を知らせてくれます。うれしいことです。

 みんな顔つきががらりと変わってしまいました。あのころは「まだ高校生の名残」がありました。今はみんな「もう社会人」の顔つきです。4年間の学びはすごいものです。色々語っていると「そろそろ会場に入って着席してくださいね」とスタッフから声をかけられました。入場を遅れさせていることに気が付きました。「じゃあこのへんで切り上げましょう。会場に入ってください。卒業おめでとう!」と声かけて切り上げました。うれしい瞬間でした。

 卒業生の皆さん。おめでとうございます!