中学校の課題設定がきっかけで‥

【授業研究】昨年度から関わっている中学校から、来年度の課題設定についての内部会議での検討事項が届きました。中学校独自の問題設定をして、その課題解決に取り組もうという内容です。これはフツーに行われていることです。

 私はこれを読みながらどうにも腑に落ちないものを感じていました。昨年度から今年度の課題設定がそれほどうまく達成したかどうかは、あまりよくわからないままです。私の見るところでは、「特定課題のために設定した行動計画」が徹底しなかったことが原因ではなく、「学校全体で毎日行っている授業スキルが揃っていない」ことに原因があるように私は感じています。

 例えるなら以下のごとくです。自動車の加速性能を上げようとして高性能のタイヤをとりつけるとします。タイヤの事だけを考えたらこれは良いことのように思えます。しかし、高性能のタイヤをつけて加速性能を一段と向上させるには、エンジンの出力、シャーシの頑丈さ、ドライバーのスキル‥などかこれに見合っていないとバランスが取れないということです。結果として、高性能タイヤをつけても、他の部分の性能の範囲内でしか動かせないものです。

 こう考えていくうちに、最近考え続けている「授業者の基礎スキル」を提示することが役立ちそうだと思いつきました。この中学校に行くのは来週です。まだ少し時間があるので、頑張ればまとめることができそうです。良いきっかけをもらいました。

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