頼もしい若者

【授業研究】教師の卵として頑張っているFさんと時々会います。先日会ったときには私が最近気にしているスマホの害の話をしました。続けて、私が最近あれこれと努力している話をしようとしたところ‥

「あ、それわかります。PCで書くより手書きの方が良いですよね。私もそうしています。授業で使うプリント作成の時もいきなりPCで書くのではなくて、ノートに手書きでまとめています。2~3ページは書きますね。それからPCで打つようにしています。その方が自分で書きたいことや生徒に伝えたいことをがはっきりします」

「知り合いはSNSにその日の出来事や自分の気持ちを書き込んでいますが、私は日記にしています。SNSに書くと、読む人の反応を意識しながら書くので、自分の気持ちがわからなくなってきたリ、読んだ人のコメントによっては気持ちが揺さぶられたりします。

 1人で日記に書いていれば、他人の気持ちに関係なく自分自身に向き合えます。イライラしている時などは日記にその気持ちを書き終えた時にはすっきりしています。他人に見せないで、手書きにすることが良いと思っています」

 ‥びっくりでした。私が偉そうに話そうと思っていたことは大半言われてしまいました。こちらから、滔々と説明しなくてよかったと思いました。

 ネイティブ・デジタルと呼ばれる世代の人たちでも、書くことの大事さやSNSの問題点を把握してしっかりと対応策をとっている人がいることを初めて知りました。案外、そういう人たちは多いのかもしれません。若い世代が少し頼もしく見えた瞬間でした。

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