疲れから回復‥頭のトレーニング開始

【授業研究】たぶん日曜日から月曜日にかけて20時間くらい断続的に寝て、だいぶすっきりしました。疲れが回復してきたので、「スマホが学力を破壊する」を読んで恐ろしくなったので、原稿用紙に文章を書く練習を始めました。

 私が文章を真面目に書けるようになったのは大学生のころ夢中になっていた空手の大先生のおかげです。当日は当たり前のことですが、文章を書くのは「原稿用紙に万年筆」でした。弁証法の本を書き写し、要約し‥を繰り返しました。1日に十数時間机に向かって書き続けていました。ペン胼胝(だこ)ができ、潰れて、原稿用紙が血まみれになり、それでも書き続けていました。

 その理由は大先生に「アタマが悪すぎる」と叱られ、「どうすれば頭は良くなるのですか?」と質問すると、「こうやれ」と教えてもらった方法が、テキストを読み、書き写し、要約する方法だったのです。あとで知ったのですが、作家を目指す人たちには良く知られた方法だったようです。大学の夏休みの約2か月間、外出もほとんどせずにこの訓練を続けました。その成果はてきめんでした。論理的に話ができるようになりました。人の話を的確に把握し、理解したり、欠陥を指摘したりできるようになりました。

 そんな過去を持っていたのに、この10年くらいはほとんどワープロで書くようになりました。時間があればスマホを触るようになっていました。電車に乗ればスマホで音楽を聞きながら、チャットをしたり、メールを読んでいます。

 これをやめることにしました。久々に万年筆を探し出しました。カートリッジインクがないので文房具屋に出かけると、万年筆やペン・インクのコーナーが小さくなっていることに気が付きます。コンビニには原稿用紙はなくなっていました。アマゾンで購入しました。漢字もスマホで調べるのはやめようと、昔使っていた「用字便覧」を本箱の隅から掘り出しました。20~30年前に戻った気分です。さてさて、どれくらい頭が回復するものやら‥。

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