昔の仲間と電話

【授業研究】仕上げが近づいてきた「アクティブラーニング入門3」のテーマは組織的な授業改善の方法がテーマです。「授業者を傷つけない振り返り会」や「授業見学用ワークシート」などを発明して、かなりの成功を作り出してきたと自負する内容について解説します。

 この内容はこれまであちこちで書いてきた「物理授業の改善」とは大きく異なることがあります。それは物理授業改善は主に私が作ってきたものです。それ故、著作の中では私ついて少しずつ角度を変えた自己紹介を書いています。それに対して、組織的な授業改善の方法は「私個人」の成果ではなく、「越ケ谷高校授業研究委員会」の成果です。そのため、私はこれはどうしても授業研究委員会の紹介をしなくてはならないと思い、第1章は「越ケ谷高校授業研究委員会物語」と題して、簡単な経緯や当時の背景などを紹介しています。

 そこには委員会の主要メンバーを実名で登場させています。ほぼそのことは確定したので、ご本人たちに承諾を得なくてはならないと思い、ぼちぼち電話をかけています。昨日は委員会の中心だったM先生に電話しました。久々に話をしました。昔話に花が咲きます。仕事の現状についても色々話をしました。

 現在の授業改善の動きに私と同じような問題意識をM先生も持っていました。特に「遠くまで行って色々なところを視察することがはやっているけど、そんなことでは現場は変わらないと思うんだけどね~」には激しく同意。私たちはアクティブラーニングという言葉もない時期に、他校の実践情報など何もない時代に、当たり前のように現場で学び、現場で実践していました。それが同僚にも共感してもらえて、大きな動きにつながったのだと感じています。今回の本が、現場で学ぶことの大事さを、理解してもらえることを期待したいものです。

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