【授業研究】大学の授業「ロジカルシンキング実践」は後期の授業の中で私にとっては最も楽しい授業です。5年目の授業なのですが毎年少しずつ工夫をしています。昨日は11回目の授業。最近は長めのワークを多用しています。
昨日は教科書を理解するためリワークですが、様々なビジネス分析方法を説明してあるページを読んで理解することが目的です。これを十数人ずつの3班に分け、更に2~3人ごとのチームに分け、各チームごとにテーマを分担させます。このチーム分けも分担も学生の任せます。その後、約40分間をかけて「まなボード」にまとめて、班内で発表し、リフレクションカードを書いて終了です。つまり私は内容について全く説明しません。しかし、学生たちは「この方法はの授業でも聴いたけど、自分で調べて説明して初めて理解できました」などの感想を書いてきます。
今回は更に「まなボード」をライングループのアルバムにアップさせました。私が評価するためでもあるのですが、学生たちはテスト直前にこのアルバムを見ることで復習もできるというわけです。
このワークの最中には寝る学生は皆無。スマホで遊ぶ学生もいません。全体に大きな声で指示することもなく、各チームに声をかけて進捗状況を質問で介入しながら確認していきます。その中で表題の発言が飛び出しました。
「先生、うまいですね」
「うん?なにが?」
「この授業ですよ。僕たちはすごくやる気になりますよ」
「そうなの?」
「はい、無理やりなところはないのに、いつの間にか真面目にやっていました」
「はは‥それはいいね。チームや仲間の支えだね」
「本当にそう思います。メンバー同士で支えあっています」
‥自分の授業スキルにちょっと自信が持てたうれしい瞬間でした。
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