逗子市教育委員会研究推進校中間発表会

【授業研究】今年度から逗子市教育委員会のスーパーバイザーを務めています。昨日は標記の発表会を逗子市立沼間中学校で行いました。逗子市には小学校と中学校しかないので、私は小学校と中学校の実践を毎回見学し、先生たちとやり取りしながら、一緒に考えています。

 この日は市内の全ての中学校と小学校の先生たちが集まる発表会になりました。200名弱の先生たちがお集まりになりました。研究授業は中学校の8名の先生たちの授業をオープンにして、その後、教科別の研究協議を行いました。ここまでは私の出番が特にあるわけではないので、授業と研究協議を回って見学に行きます。これだけでも、色々なことがわかります。私にとっては実に大きな学習の機会になります。

 最後は全員が一堂に会して全体会です。約200人が集まるのはなかなかの光景です。中学校の研究主任が中間発表を行い、私が「講評」という名目で約20分間の講義を行いました。中心のテーマは「子どもたちが自分や自分たちをメタ認知できるようにするにはどうすればよいか」です。この背景には「対話的な学び」と「振り返り」を促進することで「深い学び」が実現し、その積み重ねが「主体的な学び」を促進していくという私の考えがあります。

 とはいえ、「メタ認知のさせかた」について講義をするのはほぼ初めてのチャレンジだったので、先生たちがどう反応するかは不安でした。約200名の参加者はここの部分を熱心に聴いてくれました。多くの方が考えているのがわかります。しばしば、強くうなづきながら聴いてくれます。手ごたえ十分でした。終了後は何人もの方から、「興味深い話でした」「とてもよくわかりました」と声をかけてもらいました。帰りに混雑する玄関で、あちこちから「メタ認知が‥」と聞こえてくるのもうれしいことでした。

 小学校と中学校だけの教育委員会でスーパーバイザーを引き受けるのは、かなり不安でした。半年を経過して、ようやく小中学校の先生たちとつながりを付けることが出来と感じることができました。その意味では私にとっても大きな価値のある中間発表会となりました。

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