セミナーの打ち合わせ

【授業研究】6/23(日)のみくに出版主催のセミナーの打ち合わせをしました。安さん、石井さん、田口さんと私の4人です。

 「対話を通して授業改善について深く考えよう」としています。ここには二重の構造があります。1つは「対話スキルの基本を身に付け、それを意識的に使う」ことです。2つは「それをしながら授業改善に関わる諸問題を深く考える」ということです。

 この訓練がこれからの授業改善に必要な理由は2つです。第1は生徒たちに「対話的な学び」をさせるには、授業者自身が「対話スキル」を身に付けるとともに、それによって「1人ではたどりつけない深い学びを得る」という体験をしておく必要があるからです。第2は授業者が授業中に生徒たちの「対話の内容=課題(コンテンツ)」を高めるためには、「対話の質=対話の方法(プロセス)」を調節することが必要なので、「プロセスを意識する体験」を積み重ねるとともに、「プロセスを調整するためのスキル」を身に付ける必要があるからです。

 この「二兎を追う」を実現することは。なかなか難しい課題です。直前まで私にもどうしてよいかあまりはっきりとはしていませんでした。12時~15時までの3時間の打ち合わせは成功。基本的な構成、タイムテーブル、役割分担などがおおむね決まりました。私にとって何よりうれしいのは、「対話のスキルを身に付けるプロセス」と、それを意識しながら「授業改善の諸問題ついて考える」という二重構造がきちんと入れ込めたということです。

 まさに「1人ではたどりつけない洞察を得た」と感じる打ち合わせでした。さすがに疲れました。戻ってからひと眠りしてしまうほどでした。起きてからタイムテーブルを作成。こんなにすらすらと書けるのは、まさに「対話の成果」と実感します。このあと詳細を詰め、説明資料等々を作成する必要がありますが、とても楽しい作業になりそうです。きっと何回も使えるプログラムになります。まだ残席あります。興味のある方はご参加ください。

 打ち合わせにご参加のみなさん、ありがとうございました。

◎そのセミナーの案内はこちら。

 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
 ・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム  

  https://www.facebook.com/events/1238780612931513/

◎新刊(7/1発売)のアマゾンはこちら↓

 https://www.amazon.co.jp/dp/4866141077/ref=sr

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◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

  →http://al-and-al.co.jp