【授業研究】「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は遅れ遅れになっていますが、8月中には脱稿できる見通しが立ってきました。一昨日は、出版部の編集の方とワークシートの付け方について打ち合わせをしました。
「入門3」のテーマは「組織的に取り組む授業改善」です。私は高校物理授業改善にも「対話」を重視し、アクションラーニングなどのビジネス理論やスキルを応用してきました。越ヶ谷高校授業研究委員会が編み出した「組織的に取り組む授業改善」の方法も、同じ発想に立っていました。「上から言われて」「やらされる」のは長続きしません。教員同士の「対話」を重視したやり方をすることが長続きすることになるし、組織的な成功が、個々人の「主体的な学び」を促進するととらえていました。
ただ、このような考え方を何回語ったり書いたりしても組織のメンバーには伝わりにくいものです。そこに役立ったのは私が「担任活動」や「キャリア教育」のために開発していた「ワークシートを用いたグループワーク」の方法でした。このワークシートは「ただ書くため」のワークシートではなく、グループワークのスキルを入れ込んだものです。これを使うことでスキルや考え方が徐々に浸透していきます。
そのため「入門3」ではワークシートをどう提供するかが大きな課題です。A4サイズののワークシートを実物大で提供することになり、本誌のサイズをこれまでよりひと回り大きいA5サイズにして、A4サイズのワークシートを二つ折りして挟み込むという斬新な方法にチャレンジすることになりました。提供するワークシートの枚数や体裁も確定しました。
8月中旬の10日間ほどは完全に「引き籠り状態」になって書き上げるつもりです。この引き籠り状態は私は結構好きです。1日中考え続け、書き続ける‥のは身体は少ししんどいですが、考えるのが好きな私には楽しいことです。
10月には発売できると思います。ご期待ください。
・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム
https://www.facebook.com/events/1238780612931513/
◎新刊(7/1発売)のアマゾンはこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4866141077/ref=sr
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