本日発売です!

【授業研究】本日、新刊の発売です。宣伝しま~す!

 この本の特長を改めて紹介します。基本的には「担任活動を楽にして効果が上がるワークシートを満載した」ことです。ワークシートを誌面で紹介しただけでなく、データでダウンロードできるようにしました。(ワード、一太郎、pdfで取り出せます。もちろん本を購入した方は無料で何回でもダウンロードできます)

 データでダウンロードできるので、使おうとする学校やクラスに応じてアレンジできます。個人的な工夫を入れてアレンジすることもできます。

 次の特長です。これらのワークシートは「クラス開き」「キャリア教育」「遅刻指導」「生徒の悩み相談」‥などに使えますが、全てが同じ観点に基づいています。それは担任指導を通して子どもたちに「主体的・対話的で深い学びを実現する」という視点です。そのために、カウンセリング、コーチングなどの技法を織り込んでいます。これにより、子どもたちが担任の先生からいつも同じメッセージを受け取ることになります。これらによりクラスは安全安心の場になり、先生と子どもたちの関係がよくなります。すると、教科科目の授業の中で行われるグループワーク等が活性化します。

 逆に言うと、担任が威圧的な指導をしていると子どたちは「黙って、じっとしていよう」ということになります。新しい授業に取り組んでいる各教科の授業者が「あのクラスだけでうまく行かない」ということになります。私が関わった多くの学校で見聞きしてきた事実です。この意味で、「主体的・対話的で深い学び」を実現するには担任活動と担任スキルが重要だということになっていきます。

 しばしば起きてしまう、「担任としてはビシビシ」やり、「授業者としては『自由に話し合ってね』と指導する」のは矛盾です。この矛盾に気づいていない先生は大半です。「切り替えは当然」「けじめが大事」と多くの方は言います。しかし、子どもたちの視点からはこの切り替えはなかなか難しいことになります。常に先生の顔色を窺う子どもたちがうまく立ち回ることになります。それは「主体的な学びを阻害する」と私はとらえています。これはピーター・センゲが「学習する組織」で指摘していることと同じ大問題につながります。

 この本の後半では、それらについて理論的に丁寧に論じました。授業改善に取り組んでいる方、担任として苦労している方、ぜひぜひ、お読みください。

◎新刊(本日7/1発売です!)のアマゾンはこちら↓ https://www.amazon.co.jp/dp/4866141077/ref=sr

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