担任の仕事や生徒指導(生活指導)の重要性

【授業研究】最近、私が関わる打合せや会議の中で、立て続けに「授業改善」が成功するかどうかは、「生徒指導力」や担任の力が大事なのではないか‥という話が出続けています。

・授業改善が進んでもうまく行くクラスと行かないクラスがある。

 どうも、担任が威圧的なクラスではうまく行かない気がする。

・色々な学校を回って生徒にグループワークをやらせると学校によって反応が大きく異

 なる。生徒たちが先生の顔色を窺っている学校では少しも活動しない。

・クラス経営や生徒指導には理論も方法もなく、

  みんなが個人的にやっている気がする。

・生徒指導や担任指導は3Kだ。(勘と経験と根性)

 「担任」が教科指導・生徒指導・進路指導などを全部やるというのは、日本独特の方法らしいです。それが、多忙化の原因になっている気もします。しかし、そのことが生徒にとっても教師にとっても良い点も多々あると感じています。その活動の一環としての「授業改善」の方が効果的だと、私は感じています。

 私が定年間際に高校物理を大幅に変更して、当時としてはかなり非常識なチャレンジをしながら成功した背景には、生徒指導・教育相談・キャリア教育などの理論やスキルを身に付けていたからだと感じることが多々あります。私にとっては「担任業務・生徒指導」と「授業改善」は一緒といっても良いほどです。

 それが最近は分断されつつあるとしたら、問題だという気がします。そんなことを考えてるので、現在執筆中の単行本はそちらに徐々に力点が移動しつつあります。締め切り間際になって、方向性が変わると、あちこち書き直さなくてはならなくなるので困るのですけどね‥‥。

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