6年ぶりの再会!

【授業研究】ある研修会にメンバーとして参加しました。私のことを知っている人はほとんどいない会だったので、とても気楽です。最初に着席したテーブルは4人席。隣の席に来た女性も、「知らない人だな」と思った瞬間、「あ、小林さん。わあ、お久しぶりです。こんなところで会えるとは?!」。
 これが私の最も苦手な瞬間。誰のことだかわからない不安。昔あったはずの人を思い出せないときの恥ずかしさ‥。焦りまくっていると‥。「Aです。越ケ谷高校にお邪魔した‥」と続いて、思い出しました。「あ、あのあとアメリカに行くって言っていましたよね」「はい。昨年末に帰ってきました」「4月から元の現場に復帰しました」。懐かしいことです。
 約6年ぶりの再会。びっくりです。越ケ谷高校の物理授業を見に来てくれて、そのあと物理室で延々語り合ったことを思い出しました。もう一つ面白いことかがありました。ワークの中で私が「態度目標」を設定していることを話したところ、そのAさんが、「あ、それ私も使っています。そうか、これって小林さんから教えてもらったんだ。忘れて使っていました」と語りだしました。
 私はこれが大好きです。「態度目標」など私が発明したことを私も知らない人がかなり使ってくれています。その一部の人は「小林さんの本を読んで始めました」と言ってくれたり、参考文献に私の著作を上げてくれたりします。これはこれでうれしいのですが、私のことなど全く知らないで使ってくれている時の方が私はうれしくなります。