【授業研究】あるパーティーに招待されました。目玉は有名人の記念講演でした。90分間。1000人くらいの聴衆の前での講演です。最近の私は滅多に講演会に出かけることがないので、こんな経験は十数年ぶりではないかと思います。
昔に比べると、最近は私も人前で話す機会が多いので、その点でも学びたいという意識もありました。冒頭のつかみ。さすが、です。一気にみんなを引き込みます。しかし、その後は、だんだんとキラキラではなくなります。
そもそも、レジュメもないし、何を話すのかの提示もないので、どんな構造なのかがわからないのは聞いている側にとっては少々不安です。更に、しばしば同じ話が繰り返されます。自画自賛の話はまあ良いとしても、一方的に他の人たちを非難する話し方は、ちょっと抵抗があります。私は30分くらいで飽きてきて、周囲を時々見渡していました。会場の左端、前後のちょうど真ん中あたりの席にいたので、会場全体を見渡しやすい場所でした。10〜20人に一人が寝ているのがわかります。飽きているのは私だけではないのだと、安心します。そうこうしているうちに、予定時間を約10分間オーバーして終了しました。
中身に少々不満は残りましたが、やはり常に人前に立ち、新聞テレビで取り上げられ続けてきた人の迫力はすごいものです。なにせ、100分間のワンウェイです。私もこういう力も鍛えたいものだと思いました。
