「半分以上が質問でよかった!」

【授業研究】少し前に研修会で伺った高校からリフレクションカードが届きました。その中にうれしいコメントがありました。
「時間の半分以上を質問の時間にあてていただき、多くの先生たちのモヤモヤが解消されたのではないかと思います。今までの研修会の後ではあまりなかったのですが、授業の在り方についての話が職員室のあちこちから聞こえるようになりました。小林先生の研修会が良い起爆剤になったと思います」
 2つのことがうれしいことです。1つは時間がない時は「質疑応答中心が良い」という仮説は正しそうだということです。以前は「時間がないから質疑応答の時間を削って説明中心でも仕方ない」と思っていました。最近は授業改善について多くの人はなんとなくは知っているから、説明は短くして質疑応答を中心にしようと考えています。そのことが裏付けられた気がしてうれしいのです。
 ついでにいうと授業も同じです。時間がない時こそ、短い説明と長いワークやQ&Aが効果的なのです。
 もう1つは「研修会の後で」「職員室で」、「授業が話題の会話が増えた」ということです。つまり、研修会中の先生たちと私の対話が、その後の先生たち同士の「対話的な学び」を促進したということです。私の授業改善の体験から感じているところでは「対話的な学びが主体的な学びを促進」します。これから、みなさんの「主体的な学び」が起きていくのだろうと思います。
 私は常々、「研修会の終わり(リフレクション)」=「実践(アクション)の始まり」であるべきだと思っています。この学校ではそれが起きているようです。うれしいことです。