入門講座4終了

【授業研究】みくに出版社さまのバックアップを得て、入門講座4が終了しました。今回のテーマは「授業改善を支える担任活動」でした。「新しい学び」を実現するための授業にチャレンジしている先生たちから、しばしば聞くのは「クラスによって反応が違う」です。その理由の1つは担任が作り出すクラスの雰囲気です。

 安全安心の場が確立しているクラスの生徒たちは、グループワークやペアワークに積極的に取り組む傾向があります。ワンウェイに近い授業をやっていても、質問の手が上がりやすいものです。逆に先生が支配的・暴力的だと生徒たちは堅い雰囲気になりがちです。

 これを改善する方法の1つが、担任がクラス内に「安全安心の場」をつくり、「対話的な学び」の場をつくることです。そのために開発してきた「ワークシートを用いたグループワーク」を紹介しました。これだけを紹介する研修会を実施したのも初めてでした。その意味では「授業者を傷つけない振り返り会」だけの研修会を初めて行った、土曜日に続いての、挑戦的な研修会でした。

 少々疲れましたが充実した2日間となりました。先月と今月と続けた4つの講座は、私にとっては珍しいオープン講座でした。多くの先生たちに参加していただいて、そのニーズの高さを実感できました。この講座を今後も定期的に継続していこうと考えています。ご出席の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。→http://al-and-al.co.jp

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