教育相談の大会に伺いました

【授業研究】正式には「栃木県高等学校教育研究会 学校教育相談部会中央研究大会」に伺いました。栃木県の教育相談の基盤を作った1人である下司昌一先生には、上智大学カウンセリング研究所の研修受講中に実践報告書作成過程で大変お世話になりました。なんとなく、恩返し気分で伺いました。

 当初予定していた題名は以下でした。 

「主体的・対話的で深い学びをどう実現するか」

  ~ますます求められる教育相談の考え方とスキル~

 要するに、授業改善を進めるには教育相談・カウンセリングの理論やスキルが不可欠であることを伝えることを意図していました。しかし、担当の方たちと相談して、以下の題名に変更しました。

「授業改善を支える教育相談活動の提案」
 ~ツールを通してスキルと態度を伝達する~

 その理由は担当の方のひと言がヒントになりました。「参加するのは各学校の教育相談の係などの担当者です。これらの人たちが、各学校で授業改善の支援をして欲しいのです」。そこで当初題名より、具体的な内容を示すものに変更しました。内容も、担任支援や、組織的授業改善活動に必要な支援を意識したものにしました。

 その中核となったのは「ワークシートを用いたグループワーク」の考え方です。私が開発してきたワークシートは「個人でメモをするシート」ではありません。グループで話したり・聞いたりするためのワークシートです。そこには、グループ理論やカウンセリングのスキルを丁寧に織り込んであります。つまり「スキルを伝えるツール」なのです。これを相談係の皆さんに提供して、各学校で授業改善を支援してもらおうと考えたのです。

 約100分の時間はあっという間に終わりました。質問もたくさんいただきました。教育相談の世界は、私にとっては「ふるさと」の気分になります。同時に、教育相談・カウンセリングを学んだ先生たちにもっともっと授業改善に力を注いでほしいという気持ちにもなります。

 ご出席のみなさんご協力ありがとうございました。現場でのご活躍をお祈りします。

※小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

  →http://al-and-al.co.jp

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みくに出版主催のセミナーの詳細は以下です。

★「入門講座3」2017/12/16(土) 組織開発と授業改善 16:00~19:00 東京・恵比寿

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★「入門講座4」2017/12/17(日) 担任の授業改善    13:30~16:30 東京・恵比寿

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