鳥取県立倉吉西高校に伺いました

【授業研究】3回目の訪問です。早朝6時台の飛行機で羽田から移動しました。今回は、お2人の授業を他の先生たちと一緒に見学し、その次の時間に振り返り会を行いました。それ以外の時間は、管理職との話し合いや個別相談を行いました。放課後は全員集まっての校内研修。夜は懇親会と盛りだくさんでした。

 特に印象的だったのは、見学した2つの授業でした。生物では10名程度の生徒全員に県支給のiPadを持たせて行われました。その内容はとてつもなく凝ったものでした。エクセル、パワポ、pdfなどの様々なデータが、問題を解くためにインストールしてあります。それらを用いて先生が説明していきます。生徒たちも「よくわかった」と大喜び。このデータ作成は「夏休みから考え始めて‥」「何度も試行錯誤してきた」とのこと。おそらく延べ数十時間をかけているのだろうと思います。

 私はイベント型の授業や、やたらと準備に時間をかける授業にはあまり賛成できませんが、これは立派な「実験的な授業」でした。振り返り会では、理科の先生たちから「あのデータを使って別の方法でやってみたい」という声も上がります。私も少し使い方の提案をしました。このデータを先生たちが共有することで、このデータを使った色々な授業研究が広がりそうです。

 もう1つはベテランの国語の先生の授業。これはもう、そのままテレビ番組で放送したいくらいの素晴らしい授業でした。その授業は私の研修会が刺激になり、工夫を積み重ねてきたとのこと。校長先生との協働もあったようです。「安全安心の場を作る」「対話的な学びを重視する」「生徒の発言を否定しない」「わからないという自己開示もリーダーシップを発揮すること」等々、私の授業と共通する考え方やスキルが満載でした。

 私もこれを見て、「国語の文学作品」というコンテンツを使いながら、生徒に「主体的・対話的で深い学び」を実現させる具体的なイメージが明確になりました。そして、そのために授業者は「対話的な学びの促進」に力を注ぐことの効果も理解できました。大きな成果です。倉吉西高校のみなさん、大変お世話になりました。

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