【授業研究】最後に示す「オープン講座11/11(土),12(日)」の特徴とそれに込めた私の思いを記します。
〈6 「振り返り」で大切なのは具体的な実践につなげること〉
研修会の成果は、「参加者がどれほど楽しむか」でもなく「懇親会にたくさん参加したか」でもなく、「その後のネットワークが形成されたか」でもないと考えています。
「学びは最後は個人的」です。研修会のあとに個々人に様々な気づきや理解が起きます。懇親会で盛り上がるより、自分の内面に湧き上がるモヤモヤとじっくりと向き合おうとする学び方もあると思っています。タイプの違いもあるのでしょうが、私は深い学びが起きた研修会のあとでは、懇親会には参加せずに一人で散歩するか、コーヒーを飲みながら振り返ります。懇親会に行くとしても、静かな店でじっくり語り合うのを好みます。
いずれにしても、研修会の成果は参加者に研修会後も続く「振り返りと気づき」の連鎖が起きることにあると思っています。その連鎖が単なる内面の変化にとどまらず、実際の授業の改善という行動の変化につながったときに、「成果があった」と言えると思っています。
それゆえ、私の研修会の最後は「これからどうしますか?」と問いかけます。リフレクションカードには必ずその質問を提示し、書いてもらいます。この仕組みがあるので、私の研修会ではリフレクションカードを書いてもらうときに会場が静まります。時間もかかります。しーんとなって皆さんが書いているのを見るときに、「成果があったみたいだ」と解釈しています。本当の成果は、その後の行動次第です。その後の行動の全てを追いかけることはできませんが、ある程度の予想はできるということです。
時々、「翌週から授業を変えました。生徒が誰も寝ません。熱心に取り組みます!」などのメールが届きます。このときに、研修会の成果があったと、少し自信を持つことができます。
◎以下、「新しい講座」の案内です。
★「入門講座1」2017/11/11(土) 16:00~19:00 東京・恵比寿
「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1111/
★「入門講座1」2017/11/12(日) 13:30~16:30 東京・恵比寿
「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1112/
◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477