〈2 準備が簡単で毎日実践できる授業を取り上げるべき〉

【授業体験】末尾に示す「オープン講座11/11(土),12(日)」の特徴とそれに込めた私の思いを記します。

〈2 準備が簡単で毎日実践できる授業を取り上げるべき〉

 これは「授業体験」や「授業見学(披露?)」を中心とした研修会やイベントで、出てくる授業が「普段の授業」とは思えない授業が多いことへの気がかりです。学校現場で行われる研究授業や公開授業・授業参観の際に、多くの先生たちがついつい「よそ行きの授業」をしてしまうのは、まあ、人間はそんなものだと思っていますから、しかたがないと思っています。

 しかし、研修会で取り上げる授業が「よそいき」なのはまずいと思っています。なぜなら、その授業を現場で再現したいと思った人がやろうとすると、ひとコマの準備に何時間もかかってしまいます。これでは、せっかく新しい授業にチャレンジしようとした先生たちががっくりしてしまいます。

 私はこれから「新しい授業」にチャレンジする先生たち向けには、毎日の授業に使える「準備が簡単で継続できる授業」を用意した研修会にするべきだと思います。私が「授業体験」で使う授業は越ケ谷高校教諭時代に生徒用に作っていた授業をほぼそのまま使用しています。この授業準備に私が使っていた時間は「ひとコマあたり30分」でした。最初の年でも「ひとコマあたり1時間以内」で作成できる方法で作っていました。だから継続できたのです。

 研修会講師の人たちが、ついつい普段と異なる「よそいきの授業」を用意してしまう心理的な背景も、公開授業等の現場の先生たちと同じです。「少しでもよく見られたい」気持ちが働くからです。その気持ちはわからないではないですが、授業改善の研修会なら、「見映え」よりも、「学びになるか」「実践の役に立つか」などの視点を大切にしたいものです。

◎以下、「新しい講座」の案内です。

★「入門講座1」2017/11/11(土) 16:00~19:00     東京・恵比寿

  「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1111/

★「入門講座1」2017/11/12(日) 13:30~16:30 東京・恵比寿

        「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1112/

 ◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/438205747

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