【授業研究】最後に示す「オープン講座11/11(土),12(日)」の特徴とそれに込めた私の思いを記します。
〈1 単なる授業体験はレクリエーション・ゲームに過ぎない〉
要するに「体験」と「学習」は異なるということです。これはキャリア教育と称して職場体験が頻繁に行われていることともつながります。私が見聞きしてきた職場体験は生徒たちにとっては「単なるお遊び」になっていそうなものが多々あります。その理由は、事前・事後を通して、「生き方を考える」しくみが充分に機能していないからです。
私は「学習」を「コルブの経験学習モデル」においています。「体験する」→「振り返る」→「気づく」→「次の行動計画をつくる」→「(新しい)体験に向かう」というサイクルをつくる必要があると思います。
たぶん、イベントとしての「単なる授業体験」に参加したとしても、この学習プロセスを身に付けている人は、1人で「振り返り」と「気づき」を行っています。その意味ではどんなイベントでも参加者の中には「学び」を得ている人は少なからずいると思っています。ただ、その学びは「偶然に」「個人的に」起きるものです。講師としては、その学びを「意図的・計画的に」「できるだけ全員に」起こそうとするべきだと感じているのです。私のセミナーは、根本的にこのようにとらえて構成しているということです。
明日は〈2 準備が簡単で毎日実践できる授業を取り上げるべき〉について述べます。
◎以下、「新しい講座」の案内です。
★「入門講座1」2017/11/11(土) 16:00~19:00 東京・恵比寿
「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1111/
★「入門講座1」2017/11/12(日) 13:30~16:30 東京・恵比寿
「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1112/
◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477