「ワークシート」の意味

【授業研究】執筆し始めた次の本は2冊(1冊は別冊を付けるので3冊という方が良いかもしれませんが‥)。どちらも、ワークシート満載の予定です。

 で、そもそも「ワークシート」の意味は何だろう?と思い立ち調べてみました。すると以下のような解説が並びます。

・worksheet   1練習問題用紙.   2作業計画[予定記録]表  (研究社新英和中辞典)

・ワーク‐シート(work sheet)

1 学習用の問題プリント。
表計算ソフトで、作業対象とする画面上の表。行と列とで作られた表。
3 作業の予定表。作業計画や作業上の指示などを記入する紙。また、セミナーなどで、講義の内容を書き込めるように準備された用紙。
 (デジタル大辞林)

 要するに、本やレポートのように「読むため」につくられた用紙ではなく、「書き込むため」につくられた用紙ということができそうです。その意味では授業で生徒がもらうプリントは大半がワークシートといってよいのかもしれません。

 しかし、私が作ってきたものはそれらとは大きく意味が異なります。私が作ってきたのは「ワークシートを用いたグループワーク」です。単に「グループワークで使用するワークシート」という意味ではありません。そのワークシートにはグループワークの手順が示されていて、指示通りに書き込み、グループ内で協力すると振り返りや気づきが起きるようにしてあります。先生はこれに沿って、生徒に指示をすることがファシリテーターとして活動することにもなります。

 つまり、私のワークシートは「教室で『主体的・対話的で深い学び』を実現するために、カウンセリング・コーチング・構成的グループエンカウンター等の理論とファシリテーション・スキルを入れ込んで、その分野の理論・スキルに熟達していない人たちでも、ある程度のレベルで安全にグループワークを指導できるようにしたワークシート」ということになりそうです。

 2冊を通しての根本的な定義はできました。少しずつ、書き進めることができそうです。

「入門2」アマゾンはこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477

f:id:a2011:20170719070702p:plain