毒にも薬にもならないことはやりたくない‥

【授業研究】比較的近距離の高校から学校改革のスーパーバイザーになって欲しいと依頼を受けました。それも4年間の計画です。実に光栄です。スーパーバイザーは私一人なので、責任も重大です。

 一か月ほど前に概略を伺っていて、基本的には引き受けたいと意思をお伝えし、昨日は校長先生もお見えになり、正式に依頼をお受けすることにしました。

 その席上、過去数年間の取り組みと、今年度の計画を示してもらいました。私はそれに対して、「以前のあまりうまく行かなかった方法を繰り返しても、うまくいかない」と意見しました。どうせやるなら、「思い切った方法でやりましょうよ」「それほど遠くはないから、私は時間があれば何度でも行きますよ」などと発言していました。

 終わってみれば、失礼なことを申し上げたと少々後悔。でも、私は「毒にも薬にもならないスーパーバイザーにはなりたくない」と強く感じています。やるなら効果を上げたいし、効果はすぐに出るはず、と思っています。

 よく言われることですが「授業改善しても急には成績が上がらない」「地道に続けていれば何年かすれば上がります」に私は反対です。私の高校物理授業は切り替えたとたんに成績は向上していきましたし、「居眠り皆無」などは切り替えた初回から実現していました。第一、何年か効果が上がらなかったら、その間の生徒たちは「実験材料かモルモット」になってしまいます。そんなことはしてはいけないと思っています。

 重い責任をいただきますが、私が培ってきたものを余すことなく投入し、必要なら色々なことを発明しながら、この重要な役割を果たそうと思います。