生徒たちの主体的な学びが先生たちを混乱させる?

【授業研究】質問会で出た話題でいずれ重要になると思われることがあります。それはAL型の授業が広がり、それ以外の時間も含めて生徒たちが主体的な学びを始めると、先生たちにとって予想外のことが起きてしまうということです。
 その時出てきた話題は、主体的・積極的になった生徒たちが学校外の機関との連携を、先生たちを飛び越えて行ってしまったということでした。管理職は「勝手なことをやらせるな!」と怒っているようです。担任の先生たちは、生徒はよくやったとは思いつつも、上から厳しく言われて困っているというものです。
 「主体的・対話的で深い学び」が実現すると、このようなことは次々に起きると思われます。これまで生徒に「話すな、動くな」と指導してきた私たちは、「どんどん動き始める生徒たち」にどう対応してよいか戸惑うのです。いずれ大きな問題になりそうなことです。私はまずは、先生たちのスキルが必要だと思っています。更に進めていくと、先生たちの教育観・人間観に関わる問題になりそうです。