アドラー心理学と私の授業

【授業研究】以前にアドラー心理学の本を初めて読んで刺激を受けていることを書きました。その後も、繰り返し読んでいます。ますます気になっています。そんな中で、ブログに書いてすぐに、以前、研修会でお会いした高校教諭=A先生からメールをいただきました。
 A先生は私が研修会で「心理学も大事」と話したことをきっかけに心理学を学び始めたとのこと。それがアドラーだったとのこと。A先生は私(小林)がアドラーを知らなかったことに驚かれたのと同時に、私がようやくアドラーに惹かれたことに「シンクロニシティーを感じる」と喜んでくれました。そして、私の授業の内容とアドラー心理学の類似点を列挙してくれました。まずは、それを挙げます。
1 人に貢献する態度(アドラーの言う幸せになる条件と共同体感覚)
2 目標を持たせる、振り返りをさせる(人生には目的がある、自分の課題を明確にする)
3 自分たちで課題解決をさせる。(人生にはそれぞれの課題があり、自分の課題である)
4 安心安全な場(自己受容・他者信頼)
5 質問法(対等に接する。勇気づけ、他者信頼)
6 授業公開する(アドラーは街角で公開カウンセリングをしていた)
7 コミュニケーションの大切さ(人間関係の問題はコミュニケーションの欠如)
8 出歩き自由(アドラーは80年前に子供達が、ひざの上で手を組んで静かに座っていなければならず、
   動くことはできないような学校はなくなるといっています。)
9 おこらない(アドラーは罰したり、しかったり、ほめたりすることを否定します。人間の上下関係を否定)
 アドラーを十分に理解していない私には、これらのことがまだよく理解できているとは言いがたいのです。ただ、アドラーの視点から私の授業を見ている方も多いのではないかと思います。そういう方の参考になるかもしれないと思い掲載します。何らかの「気づき」になれば幸いです。A先生、ありがとうございました。