「アクティブラーニング実践セミナーin長野」の振り返り

【授業研究】昨日は長野から金沢へ移動。移動だけだったので、少し考えることができました。長野のリフレクションカードを読んでいて気づいたことがあります。
1 2度目、3度目の研修会参加は役に立っている。
  2度目以上の参加者がいると「同じ内容ですよ」と心苦しく感じることがあります。
  しかし、リフレクションカードでは
  「新しい気づきがあった」
  「ちょっと落ち込んでいたけど、改めてやる気になった」となどがあります。
   これは励みになります。同時に、現場の先生たちには継続的な学びの場が必要なこともわかります。

2  地方開催は喜ばれている。
   「地方にきてもらえるのはありがたい」という声も多数です。
   先生たちは忙しく遠方まで行けないのは当然。そこを埋める活動は不可欠です。
   とは言え、私が全国を動き回るのにも限界があります。
   オンラインでの学びの場があると良いのだと思いました。

3 入門講座では取り上げきれない内容も求められている。
   「グループワークへの介入方法をもっと学びたい」「校内組織化の方法を学びたい」
   「初心者への指導方法を学びたい」「カウンセリングとの関係を学びたい」
   などの声もたくさんありました。それらの1つ1つにうなずけます。
   私も伝えたいことがたくさんあります。
   これらについて、いずれ本に書くか、オンラインで発信するかしたいものです。

4 私の指摘は現場に一致している。 
   「グループワーク中に先生がしている失敗例」は
   研修会席上でも多くの人たちが大きくうなずきました。
   リフレクションカードにも
   「やってしまっていることがたくさんありました。
    これからそれらを意識して授業に臨みます」とありました。
   AL型授業を見て文句を言う保護者の事例もあちこちで
   「あったあった」と言ってもらえます。
   現場で起きている事実をとらえて、
   これから起きることをいち早く理解して、
   先生たちに警鐘を鳴らすことも私の役割だと感じました。

 私の研修会の特徴は、みなさんが安全安心の場にいて、
今まで言葉にしなかったことを言葉にできることではないかと思います。
そのことは私にとっても大きな学びになります。
現場の先生たちが今感じていることを教えてもらえます。
個々の現場では「大したことない出来事」でも、
かけ離れた現場で共通したことが起きていたら、
これは「重要で頻発する可能性のある出来事」です。
それを簡潔に言語表現し、みなさんに伝えていくことも大事だと感じます。
研修会講師としての私の在り方が、少し変化し始めているような気がします。