「ひっかかりを質問で出す」

【授業研究】大学授業でアクションラーニング(質問会議)のトレーニングを続けています。最近のテーマは「相互質問、つながる質問、掘り下げる質問」です。

うっかりすると全ての質問が問題提示者のみに向かいます。メンバーの質問はバラバラな角度からくるので、しばしば、方向は変わり続けるけど深まらないことが起きます。これを改善するために、メンバー同士の質問や問題提示者からメンバーへの質問を促進します。メンバー間の質問が出てくるとチームとしての一体感をつくることにもつながります。そして、問題の本質を探るのにも役立ちます。これは学生が少しずつ効果を感じているようです。

昨日、新しく入れたのは「ひっかかりを質問で出す」です。再定義と行動計画に対して、「あれ?」と思ったことを質問で出すことです。これは、学生たちが苦労します。いくつかのグループで実際に、私ならこんな質問をするよと例示しました。「なるほど」の声と「すごい」の声。ハードルは高そうです。補助的なトレーニングをしてみようかと思い始めました。