「途中で読み進められなくなりました‥」

【授業研究】5/2の出版記念会に遠方から参加していただいたW先生に久しぶりにお会いしました。「あの本、いただいた帰りの飛行機の中で読み始めました‥」、ところが、
「でも、時々、読み進めることができなくなって、何回か本を置いてしまいました‥」とのことでした。
 W先生も私が物理授業を開発している時期に、様々な新しいことに挑戦し続けていた方です。授業も同様です。私の記述が彼女の体験と重なるところがたくさんあったようです。読みながら、そのときの様々なことを思い出して感慨にふけっていたということのようです。
 私は人を感動させる芸術作品を書いたつもりはないのですが、私の事実と私の記述が読者の記憶を呼び覚まし、良い時間を過ごすきっかけになったのだとしたら、これはうれしいことです。また、私のような実践をしてきた方はたくさんいると思っています。その多くの方は、そのことを語る機会も、本にする機会もなく、淡々とお過ごしなのだと思います。私はそのような人たちの代弁者としても、実践者の立場から現場にいた者だけにわかることを書き続けていこうと思います。
 多くの皆さんに、直接、間接に感想を伝えていただけることに感謝申し上げます。9月には第2巻を脱稿して、11月に発売の予定です。そのための準備を少しずつ始めています。感想を伝えていただくたびに、書く意欲が高まっていきます。これからも、お気軽に感想をお伝えください。そして、どうぞ第2巻をお楽しみに。