大学授業を見学された方たちからのコメント

【授業研究】いつも大学の授業を誰かしら見学に来てくれているような気がします。特に今週は多かったような気がします。リーダーシップベーシックとリーダーシップアドバンストはいずれもアクションラーニングを多用しながら、リーダーシップ育成を目指しています。私の講義はあまりないので、見学に来た方は学生の取り組みに注目してくれます。
「若い人たちがこんなに真剣に話し合うのですね!」
「会社に行ってから、良い会議参加ができそうですね」
と、驚きや期待の声を残してくれます。
 昨日は某大学教授がとても面白いコメントを伝えてくれました。1つは‥
「本当に学生たちはすごいですね。小林さんから聞いていたただけではピンと来なかったのだけど、セッション後に学生が『沈黙が良かった』と振り返っていたのを見て、凄いと実感しました」でした。百聞は一見に如かずです。そしてもう1つが‥
「私は医学部の解剖実習を見学するのだけど、4人の学生がご遺体に向き合って、真剣に学んでいる姿に感動します。今日のセッションを見ているとそれに似ているのです。最初は問題提示者にする質問はバラバラだったり、的外れだったりするのだけど、だんだん核心に近づいていくのですよね。そのときにご遺体のような具体物があるわけではないのに、メンバー全員が1つの対象に向かっていくというか、テーブルの中央に何かがあるかのような雰囲気になるのですよね。これはすごいと思いました」でした。
 このコメントには驚きました。アクションラーニングのセッションを実に見事にとらえてくれる発言でした。学生が13回の授業で着々と腕を挙げて来たことを改めて実感しました。客観的にみてもらうことがとても役に立ちます。
 そして、この先生の感受性の豊かさと、表現の深さにも感動ました。T先生、ありがとうございました。続きを、聞かせてくださいね。