主体性の確立

【授業研究】今年の目標の第1を「主体的な生き方を確立する」と書きました。これについて補足です。トランジッション理論(キャリア発達理論の1つ)では、キャリアデザインはいつもする必要はないと言います。人生に数回の分かれ道(トランジッション)に近づいたらデザインを考えるべきだが、それ以外の時は流れに任せる(ドラフト)方が良いと言います。
 私にとっては、定年退職はさほど大きなトランジッションではなかったような気がします。「AL型授業について研究する」というテーマはその前後で一貫していたからです。
 だから私は流れに任せていました。いただいた様々な仕事は「自分には向いていない」と思うこともありましたが、「自分の幅を広げるチャンスかもしれない」と捉えて取り組みました。その結果が新しいアイデアにつながることも多くありました。だから、当分はこのまま流れに任せてもいいかなという思いもありました。
 しかし、流れに任せて行くと、やがて破綻しそうな状況であることも見えてきました。一番の問題は研修会講師の回数です。年間110〜120回の講師の数はもう限界です。特に入門講座を繰り返していると、その効果や価値についても考えることが出てきます。流れに任せて、講師を引き受け続けるのではなく、何らかの別の解決策を考える必要があります。では、どうすればよいのか‥今は解決案がありません。それを探すのが今年の目標と言うことです。