怪我の功名2〜2時間目は立ち歩く生徒続出!

【授業研究】広島県の高校で2年生のクラスに物理基礎の授業を2時間続けて実施しました。2時間続きで実施するのは初めてでした。そこで、1時間目の振り返りの時間に、ちょっとしかけをしました。それがとても面白い効果を引き出しました。
 まず、1時間目はいつものように順調に進みます。各チームでの話し合いも活発です。ただ、「動く(立ち歩く)」生徒は一人もいませんでした。まあ、周りに数十人の先生たちが見ていますから、これはなかなか難しいかなと思っています。でも、せっかく2時間続きなので、生徒たちが立ち歩くといいなあという思いは私にあります。見学している先生たちにもそれをみてもらいたいなあと思っていました。そこで、ちょっと働きかけました。
 1時間目の最後のリフレクションカードを書くときに次のように話しました。
「さて、1時間目の態度目標はうまく実行できましたか?チェックリストで確認しながら振り返ってください。そして、次の時間にやりたいことを書いておいてください」
 そして、2時間目。生徒たちは続々と立ち歩きました。男子が10名くらい集まったグルプでは立ち上がったままで、模造紙を囲んで熱い討論が続きました。女子のグループが解けなくて困っていると、解けていた男子が行って説明をし始めました。大変な盛り上がりでした。2時間目、終了後のリフレクションカードの一部です。
「今回の授業はかなり楽しかった。人生で初めて勉強が楽しいと感じた」(!)
「おひるねの時間で眠さMAXだったけど、がんばった」
 1時間目にはなかった「動く(立ち歩く)」を2時間目には多くの生徒が実行したきっかけは「振り返り」です。その詳細は次回です。