物理の授業もやってきました。

【授業研究】昨日書いた東海地方の高校でキャリア教育の授業を行った日に、続けて物理の授業も担当させてもらいました。ここでは、ちょっと失敗がありました。問題のレベル設定がずれました。1題が生徒たちの実力に比べて難しすぎました。でも、それがよかったこともありました。
 まず、生徒たちの集中力はとても高くなりました。一生懸命に考えるからです。これができるのは「解答解説」があるからです。解説を読みながら「なぜ、こうなるの?」と話し合いが続きます。この「推論」がアタマを鍛えます。
 採点の方法も活きました。確認テストは「5分間」と限定しました。採点は「できていれば○」「間違えていたら直してあげて○」「途中だったら書いてあるところまでが正しけれは○」が基本です。今回は、最後の「途中だったら書いてあるところまでが正しけれは○」が効果的でした。難しくて途中までしかわからなかった生徒も、○になります。ここまで自分たちで頑張ってきたことが報われます。
 自分が作ってきた様々なルールと配慮ですが、全ての項目が毎回効果を発揮するわけではありません。偶々起きたイレギュラーな状況の時に、特定のルールが効果を発揮します。ほっとしました。