大学生の真剣さ

【授業研究】大学の後期授業に向けてガイダンスが行われました。私が担当する基礎ゼミのクラスの学生と久しぶりに会いました。この気分は高校の担任の時と同じようなものです。学生同士も久しぶりなので、わいわいガヤガヤと騒がしいのも高校の時と同じです。
 履修届を書く段階になると、騒がしさの中身が違ってきます。「中国語と簿記とどっちに重点を置く?」「将来にどっちが役立つかなあ?」「就活を考えると、GPA(成績の平均値)は上げたいよね」等々。このあたりは高校生とはだいぶ違います。
 30分くらいで終わるかと思っていたのですが、遅くまで考えていた学生たちは60分以上かかってしまいました。「先生、もう時間ない?」「ううん、教務に提出する時間にはまだまだ余裕があるから、ゆっくりでいいよ」などとやり取りをしながら、のんびり待ちます。
 自分の将来を真剣に考えるから時間がかかると理解できます。こういう学生のためにどなん授業が必要なのかを考えるのには良い時間でした。