「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす(宮本武蔵、五輪書)」

【授業研究】最近、あちこちで「新しい授業にチャレンジする人は増えたけど、大半は3年以内にやめています」と話しています。具体的なデータがあるわけではないのですが、直接間接に聞く話から、そんな感じがしています。
 そんな話をしているうちに、ふと思い出した言葉があります。それが冒頭の宮本武蔵の言葉です。元・空手家の私は武道に関する書物もよく読んでいました。技に関する宮本武蔵の言は鋭いと感じることが多々ありました。この「千日の稽古」は空手でいうと初心者が初段(黒帯)になるまでの期間とも符合します。それくらいで、基本の技が身に付くということです。それから達人までは「万日」が必要ですが‥。
 新しい授業を始めてもやめてしまう人がほとんどです。その理由はすべてもっともです。でも、3年続けていれば授業の質が変わります。それを継続することが当初に比べれば実に楽になります。始めている方、そろそろやめようかなと思っている方、もう少し頑張ってみてはいかがでしょうか?これまての努力がもったいないですよ。