専門学校の研修会で新しいチャレンジ

【授業研究】専門学校の先生たち向けの研修会を行いました。ここでは今までにないことに挑戦しました。「アクションラーニング(質問会議)」をやってみせるということです。偶々、ここには「ALセッション」の体験者がいたので、その人たちからの「是非に」というリクエストで行いました。私としても「AL型授業」に必要な「場を見る力」や「質問による介入スキル」を見てもらうには良いと思っていました。
 セッションを行う8人に対して30名程度が周りを取り囲んで見学する形式でした。全員が初心者では困難だと思い、経験者の一人がメンバーに入り、私がコーチを務めました。セッションそのものは順調に進みました。周りで見ている人にも「ああ、あんな風に質問するんだ」「場の変化はわかるね」などの刺激があったようです。
 ただ、反省も多々ありました。この形式ではセッションの中での発言が聞き取りにくい、コーチの声も聴きにくい、メンバーの中には周囲が気になって緊張が解けない人もいた、初心者ばかりの見学者に対する説明が不十分だった…などです。
 IT機器を活用して、見学者は離れるか別室で見学するという方法もありそうです。この形式で行うときのための説明の仕方も色々な手立てがありそうです。反転授業を取り入れることもできそうです。AL型授業とともに「アクションラーニング(質問会議)」を日本中に広めたいと思っている私には、これからの課題が明確になる学びの多い体験でした。