「キャリア教育」と「AL型授業」をつなぐ「ワークシート」

【授業研究】キャリア教育のための適性検査を現場でうまく使ってもらうためのワークシート開発会議に出てきました。私は10年以上前に、クラス担任や教育相談係として使えるワークシートを作り始めました。クラス担任としては構成的エンカウンターグループの補助として作り、相談係としては面談の補助道具として作っていました。
 その後、当時、始まったばかりの「キャリア教育」のプログラム開発の担当者となりました。ここで私はグループワークを多用しようとしましたが、多くの担任からはノーの声が上がりました。「訓練を受けたことがないから怖い」というものでした。そこで、私はここでもワークシートを使うことにしました。これは私にとって大きな転機でした。
 つまり、それまでは「自分で使うためのワークシート」を自分で開発していたのですが、この時から「他人が使うためのワークシート」を開発し始めたのです。その時、気づいたのがワークシートの意義です。「ベテランの技を伝達する道具」になるということです。
 今回の会議は、10年くらい前に私が開発していたワークシートの大改訂になります。しかも、うれしいことに先方の依頼は、「キャリア教育」を「AL型授業」として実践できるようなワークシートをつくって欲しいというものです。やりがいがあります。わくわくしています。