たくさんのメッセージのお礼

【授業研究】昨日の誕生日に、たくさんのメッセージをいただきました。ありがとうございました。うれしい限りです。

 今日は徳島に移動します。今週は徳島で2日、埼玉、栃木と研修会講師が入っていますが、1日に1つずつなので時間的には余裕がありそうです。少しずつメッセージにお返事を書いていこうと思います。以前はそんな元気もなかったのですが、そんな意欲も出るほどには元気になっているということです。

 誕生日が終わると同時に、夏休みも終わりという感じです。今週と来週はほぼ毎日講師を務めています。色々な動きの気配も高まってきました。9月からの大学後期授業は最後のタームになります。最も良い授業を実現して終わりにしたいと思っています。新しいグループワークへの挑戦や、新しいICT機器活用への挑戦も準備しています。これらも大きな楽しみです。

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67歳になりました

【授業研究】本日で67歳になりました。皆様のおかげでまだまだ元気で仕事をしています。最近、計り始めた心拍数と血圧は完全に正常値ですし、通院も投薬治療もせずに済んでいます。一時期の不調をほぼ脱して、散歩やトレーニングも少しずつ始めています。停滞していた執筆も進んでいます。結局2年がかりになってしまった「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」も少し前に脱稿、9月の発売を待つだけです。研修会講師も例年と同様に呼んでいただき、新しい視点を取り込みつつ、指導をさせていただいています。

 昨年のこの日に書いた「ワクワクしている仕事」の話はまだ実現には至らず停滞中です。その他にもいくつかの新しい話が出ては停滞・沈滞しています。産業能率大学の仕事は6年目となる今年度で最後になります。来年(2020年)4月以降は何をやるのかは全くの白紙です。

 大学の仕事はあと半年で終わりますが、いくつかの仕事でまだ当分は「授業改善」の仕事に関わり続けることになりそうです。どこかの組織に入って授業改善に関わる仕事ができるのなら、それもうれしいことですし、組織には関わらないで1人で活動していくことにも魅力を感じています。

 執筆活動もたぶん継続します。「アクティブラーニング入門3」に続けて、題名はともかく「入門4」「入門5」は続けて産業能率大学出版部から出してもらうことになると思います。それとは別に他の出版社から別テーマで出版することになると思います。9月からの後期は授業は持ち時間数も減るので、執筆にも力を注ぎ、退職までにあと1~2冊出したいと思っています。

 いずれにしても、35歳で高校教員になり、ヒラの教諭として25年間授業と担任を続けて定年退職した私です。管理職にもならなかった私が、本をたくさん出させてもらったり、大学教授にしてもらったりと、とても幸せな退職後の人生です。100歳まで生きる、ではなく、100歳まで仕事ができるように頑張ってみるつもりです。

 皆様、これからもよろしくお願いします。

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 さて、2020年4月以降にどんな仕事をやるか‥楽しみです。高校教諭を定年退職した時も、8月の「再任用」の話を聞いてすぐに「応募しない」ことを宣言しました。その後は、いくつかの仕事が浮いては消えていきました。一時は、仕事がなくなるかも‥と感じたこともありました。ただ、2学期以降は3年生の授業は大学進学に向けて大事な時期になります。毎日の授業に専念していたことを思い出します。

 現在もお盆の時期を過ぎると研修会講師の予定がびっしり。9月,10月以降にもたくさんの予定が入っています。まずは目の前の仕事を丁寧に対応していこうと思います。

大手家具店のサービスに感心

【授業研究】使っていたデスクの引き出しの奥に何かが落ちてしまい、引き出しがピタリと入らなくなりました。普通の引き出しなら、引き出すことができるのにロックがかかっていてできません。ねじで締めてある箇所もあるので、これを外す方法もありそうですが、下手に外すと組立てができないかもしれません。

 困った‥。ふと思いついて、この大手家具店のサイトに問い合わせがないかどうかを調べてみました。「商品についてのお問い合わせ」があるので、ここに問い合わせてみることにしたのですが、デスクの商品番号もわかりません。サイトで調べて似たようなデスクを見つけて、「これに似ています」と書いて投稿。こんないい加減な問い合わせでは無理かな‥とあきらめていたのですが、2時間ほどで返信がありました。

 よくある質問なのか、定型の説明書のデータが添付されていました。その通りにやってみると、工具も不要で簡単に引き出しを脱着することができました。このサービスはすごいなあ‥と感心しました。

 こんな風に、全国の先生たちに授業で困ったときの相談に乗ってくれるサービスがあると良いのに。情報を大量に次々と提供してくれるサイトはたくさんありますが、現場の困ったに対応してくれるサイトはないような気がします。私がやってみようかな?

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盛り上がったのは生徒指導の話

【授業研究】某出版社の方と久々に飲みました。雑誌の原稿の打合せと、単行本出版についてです。とは言え、お酒を飲みながらなので、話はあちこちに脱線します。私がビジネス理論が役に立つという話をするので、「小林さんが、ビジネス理論に興味を持つようになったきっかけは何だったのですか?」と質問されました。

 それがきっかけで、県内でも有名だった「荒れる学校」で生徒指導部にいた時の話を思い出しながら話し始めました。

・とてつもなく荒れる学校だったこと。

・当時は、体罰も対教師暴力も毎日起きているような学校だったこと。

・そんな中でビジネス理論は役立ちそうに思えたこと。

・最初は喫煙防止指導のために「巡回して取り締まる指導」ではなく、

  「吸い殻で足の踏み場もないトイレをきれいにする運動」へ転換。

 これのヒントが「割れ窓理論」と7つの習慣の「Win-winという考え方」。

・この新しい提案は生徒指導部会も職員会議も大揉め。

  結局は小林の粘り勝ち。「失敗してもしらないよ」で可決。

・やってみたら大成功。何のトラブルもなくトイレはきれいに大変身。

・その後もトラブルなしで服装指導の徹底に成功。

・更に体罰なしの生徒指導にも成功。中退率や問題行動数も激減。

・生徒指導部主任を退いたのちに生徒指導部内に「相談係」を設置して、

 「ただ一人の相談係」に就任。相談室を開設。システムを作成して成功‥

などの話をすると彼は大喜び。

「その話、いいですね~。それを書くだけでも売れるかも‥」

「そうかな?」

「そうですよ。物理授業で有名な小林さんが生徒指導もすごいというのですから」

「あ、そうかあ‥。知られていないよね」

「そうですよ‥(笑)」

 私は「荒れる学校の生徒指導部」で活躍(?)していた時期が11年間。次の高校で5年、更にその次の高校で3年、そして最後が越ケ谷高校で6年。この最後の6年間の授業改善が注目されたことになります。

 しかし、私にとっては授業改善に取り組んでいたのは25年間。生徒指導に取り組んでいたのも25年間。順序でいえば、「荒れる学校での生徒指導中心の11年間」の方が基礎になっていると感じています。その時学んだカウンセリングと、並行して学び始めたビジネス理論が、その後の大胆な物理授業改善につながりました。

 そのころの生徒指導の実績や、活用したスキル、編み出したスキル等々を本にできたら楽しいだろうなと感じました。

 まあ、酒の席での話です。実現するかどうかは全くの未知数ですが‥。

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急ぎの原稿修正

【授業研究】新刊「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」はゲラの再校正も終わり、私の仕事は終わった‥‥と思っていたら、追加の仕事が入ってきました。再校正の際に図が抜けていたことに気が付き、挿入をお願いしていたところで問題が生じていました。

「図を入れたら行数がオーバーしてしまいました。6行短くしてください」

とのメールが届きました。この段階になるとのんびりしていられません。早速、取り掛かりましたが、これがなかなか大変。結局、6ページ分の前半3ページ程度を全部書き直しました。

 でも、書き直す作業は実に良い頭のトレーニングになります。書き直すにあたってやっていたことは「ここで私は何を言いたいのだ?」「絶対に外してはいけない表現はどこだ?」「カットしても文意が通るのはどこだ?」「順序はこれでよいのか?」などと考えます。メモを書きます。こういう作業は手書きで書いた方が考えがまとまる気がします。おおむね整理してからワープロで打ちなおします。

 この段階では1文字単位で調整します。1~2文字減らすと1行減ることがあります。この時はちよっっとした快感です。以前に新聞に短い文章をを連載していた時に、決められた文字数内にピタリと収める訓練を月に2回、2年間やっていたので、この作業は得意です。‥で、メールを受け取ってから、ほぼ24時間で修正を完了して、送信することができました。今度こそ、最後の仕事になることを祈りたいものです。

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気になる指摘

【授業研究】日本経済新聞2019年8月12日(月)朝刊14ページに掲載された「高校生『学習離れ』防げず」という記事は気になります。早稲田大学教授・浜中淳子氏の指摘のうち、私にとって印象的な箇所は以下です。

1 高校生の「中間層の地盤沈下」ともいえる実態がある。

2 中堅進学校の生徒のうち平日の授業以外の学習時間30分以下が7割強。

3 学習時間30分以下の生徒の1/3は自分は「勉強を頑張っている」と言う。

4 中堅進学校の生徒の45%は「合格できそうでも入学後に

  勉強についていけそうな大学は選ばない」と回答している。

5 高校生の進学意識は入試で何が課されるかにほとんど左右されないと言える。

 これらの結果から浜中氏は、私たち大人は「大学入試を変えれば高校生の学びは変わる」と語ってきたが、それは「真」なのだろうか?と問いかけています。

 私が定年退職前に最後に勤務していた高校はまさに「中堅進学校」で、「現役進学率が県内トップクラス」=「無理をしないで行ける大学に行く」生徒がとても多い学校でした。従って、1~5の指摘はとても納得できます。

 その中で物理授業改善に挑戦していくと生徒たちの学びは変化していきました。友だちとの対話的な学びの楽しさと効果を実感した生徒たちは、放課後「帰れ」と言われるまで自主的に集まり勉強し続けました。理系進学実績もぐんぐん伸びていきました。

 この経験から感じるのは、「大学入試改革」は必要だとは思うのですが、それ以上に、それを基に高校の先生たちが毎日の授業をどう変えていくかが、「高校生の学び」を支えるのだと思います。単なる「受験対策」をするのではなく、毎日の授業が生徒たちにとって「楽しくて、寝てる間もなく、成績向上の実感を得る授業」であれば、高校生の学びは変わります。改めて、毎日の授業改善に力を注ぐべきだと感じさせられました。

 最後に。浜中氏はこう指摘します。

 「そもそも4年制大学に進学しない、あるいは進学できない高校生たちも相当数に上るのではある。(中略)入試改革に飛びつく前に、エビデンスと現場の声に耳を傾けながら、吟味することの方がよほど大事な課題であるように思われる」

 大学進学率は約50%。つまり半分は大学に進学しない、進学できない高校生なのです。私も色々な施策が進学する高校生のトップだけを見ているような気がします。しかし、現場では「進学しない・できない」半分の国民をどう育てるかが大きな課題なのだと思います。

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星新一のショートショート

【授業研究】高校生・大学生のころによく読んでいた星新一ショートショートを久しぶりに本屋で購入しました。陳列に工夫をしているお気に入りの本屋は、いつもの本棚に、異なる種類の本を並べてくれます。いつものような順路で本棚を見て回っているのに、前の週とは違う本に出合うのが楽しくてしかたありません。

 最近は本の購入の大半はアマゾンだったのですが、この本屋を見つけてからは毎週のように本屋で1~2冊買っています。‥で、久々の星新一。大半の作品は昔読んでいた時の記憶がよみがえります。途中で、その後の展開を思い出すこともあります。それでも、「うーん」「なるほど」「さすが」と感じることが多々あります。

 さすが「星新一」です。よく読んでいたころから、すでに五十年くらい過ぎています。それでも楽しめる‥。勉強の合間の息抜きには格別です。

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