「あれ、顔色良いですね」

【授業研究】最近、久しぶりに会う方に「顔色いいですね」と言われることがあります。中には「前に会ったときは、かなり調子悪そうでしたよね~」と続けられる方もあります。やっばりそうだったんだなあ‥と改めて思います。

 5年前の定年退職直前から体調は低下していて、年のせいだと半分諦めていました。退職後に色々なお仕事をいただくようになり、それに応えて頑張りました。精神力は強い方なので、何とか動くことはできていました。でも、それが益々体調を悪くして、色々な意味での悪循環をつくっていたと感じます。

 この3~4年間は、回復のための試行錯誤だったと言うこともできます。その結果、半年前に出会った「漢方と鍼灸の統合治療」が効果を現わしているようです。自分でも最近はよく眠れるし、長時間継続して仕事をしていてもあまり疲れなくなってきたと感じています。そんなときに、久しぶりにお会いした人たちから「顔色いいですね」と言われるのは、客観的に裏付けてもらうようで、うれしいことです。

 きちんと漢方薬を飲んで、食べるものも気を付けて、睡眠にも気を付けていこうと意欲的になります。「100年人生」を達成するまでにはあと35年です。その基礎を作り直します。(笑)

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授業改善の第1歩は基本から?

【授業研究】研修会講師として何を伝えるべきかで、少し私の考え方に変化が起きています。それはある学校からの依頼の中に「生徒の集中力をあげる方法にも触れてほしい」と入っていたことです。通常「主体的・対話的で深い学び」で依頼が来ます。「集中力」というは珍しいリクエストでしたが、確かにこれは大事なことです。

 その視点で振り返ると、最近あちこちの授業を見学して気になり始めていることとつながります。最近気になっていることとは以下のようなことです。

・授業開始後10分経っても本題に入っていない。

・プリント配布に時間がかかり、説明が中断する。

・板書の時間が長く生徒が雑談を始める。

・授業者が教壇に居続けるので後方の生徒が寝たり遊んだりしている。

・繰り返しの説明が増えるとわかっている生徒は飽きる。

・突然入る「個人的な話」「思い出話」「自慢話」に生徒の集中力が切れる。

・「あー」「うー」などの発声が生徒の集中力を落とす。

・「うるさい」「しゃぺるな」などの注意で説明が中断し、生徒の集中力が落ちる。

 これらは、グループワークやペアワークを入れるとか入れないとか、そのスキルが高い低いなどのことではありません。それ以前の「基本のキ」です。しかし、そのことによって生徒の集中力が低下したら、グループワークがうまくいくわけがありません。

 研修会ではこのあたりから、必要なのかもしれません。

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中学・高校の授業見学

【授業研究】新しく関わることにした学校の授業をアポなしで見学しました。最近の私には、板書しながら先生が説明し続けていて、生徒はノートをとり続けているか寝ている、という授業は「10年以上の前の私の姿」なので、懐かしい気持ちと「なぜ、こういう授業をしているのだろうか?」と不思議な気持ちになります。

 それでも先生たちが不真面目なわけではないことは話してみるとよくわかります。皆さん、教師としての仕事をきちんとやっています。上司や先輩の指示通りに、モデルの先生を見習って何年も続けてきたことなのだと思います。

 それを脱却するのはそう簡単ではないのだと思います。新しいチャレンジをすると次々に出てくる「新しい問題」があります。それを乗り越える方法は全て「新しい方法」ですから、失敗も増えます。不安も募ります。

 私の役割は、その皆さんを安心させ勇気づけることだと強く感じるようになってきました。そして、具体的に「教える」こともするし、「チャレンジさせる」こともするし、「任せる」こともする‥などの相手の上達段階に応じた対応か必要になります。‥と考えていたら、昔々、教えてもらった「メンタリング・プロセス」そのものであることに気が付きました。

 実践から学ぶことの楽しみが着々と積みあがります。

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代ゼミとベネッセのことも

【授業研究】新幹線で移動することが多いのですが、品川駅・新幹線改札内三省堂書店はビジネス書が充実しています。並べ方も上手なので、時間のある時は立ち読みをしています。昨日は余裕があったので文庫本のコーナーにも入り込んでいるうちに、この本を見つけて買いました。その理由は目次に研究対象の大企業の中に、「代ゼミ」と「ベネッセ」が入っていたからです。

 その2つの項目は名古屋までの間に一気に読み切りました。実に鋭い切り口です。著者は『日経ビジネス』副編集長、日本経済新聞社編集委員などを経て2017年より現職の方です。「記者の価値は駆けつけた距離に比例する」の精神で現場を大事にしている方です。丁寧な取材をうかがわせる記事と明快な文章は読みごたえがあります。

 学校の先生たちにもお勧めです。1つは仕事上のお付き合いの深い両者がビジネス社会や日経新聞の目からはどう見えているのかを理解しておくのも大切なことだと思うからです。もう一つは、「時代が変わっている」とは言うものの、なかなか具体的な事を子どもたちや保護者に例示できないと困っている先生たちが知っておくと役立ちます。

 

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2日間のセミナー終了

【授業研究】2日間のセミナーが終了しました。つかれました。しかし、充実感はいっぱいです。同時にチャレンジしたい課題がたくさん見えてきました。

 基本的には今回のセミナーで課題にしたことは、参加した皆さんのニーズに応えていたことは確実でした。この点では色々な仮説を確かめることができました。

 同時に、もっと質を上げる方法も見えてきました。また、チャレンジします。2~3やれば、1~2冊の本にまとめて多くの方に提供できる内容になりそうです。実に楽しい2日間でした。まだ疲れが残っていますが、気持ちはとても明るくなっています。参加された皆さん、ご協力ありがとうございました。

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連続セミナー初日終了

【授業研究】みくに出版社主催の連続セミナー初日が終了しました。初日は「田口さんの現代社会の授業体験」+「授業者を傷つけない振り返り会」でした。田口さんの授業は「説明を最小限にする」「教科書通り」「安全安心の場を重視する(生徒の自己肯定感向上を重視)」「時間コントロールを丁寧に行う」「受験勉強に対応できる仕組みにする」‥などの点では、私の発想とほとんど同じでした。

 「振り返り会」では、たくさんの質問が出て、「深い学び」を楽しむことができました。終了後の食事会の中で、「振り返り会」の改善点のアイデアも1つ得ることができました。

 今日は午前中から2日目のセミナーです。こちらが大きな挑戦です。どんな展開になるかわからないという計画です。うまく行けば対話の大きな効果が得られそうです。私が何をどう話すかが重要になっています。さてさて、どうなることやら‥。

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担当者が裏で工作??

【授業研究】少し前に伺った高校からリフレクションカードが届きました。そのメールによると「質問が続々と出たので、担当の私が裏で何か工作をしていると思った、と校長が言っていました(笑)」とのこと。

 「それほど活気があり、職員全体に良い刺激になったと思います」という感想はうれしいものです。90分間でも、グループワークを取り立ててやらなくても、「主体的・対話的な学び」を実現する方法はだいぶ確実なものになってきました。スキルもそれほど難しいものではありません。「次の次の本」には詳細に書きたいと思います。(笑)

 メールはさらに続きます。

「研修会後,やや懐疑的な感想を漏らしていた再任用の先生が,

 とりあえず試しにやってみようとチャレンジしています。

  4人グループでプリントをやる形式ですが,

  毎回書かせる生徒の感想は上々とのこと」

 これは実にうれしいことです。

ここにかなり一般化できそうな事実がいくつかあります。

(1)懐疑的でも「やる人」はいる。

 「試しにやってみるか」ということを許容する雰囲気が大事。

  これを「指導案を書け」などと言うと芽が摘まれます。

(2)ベテランにはうまくやれる人が多い。

  この事例に限らず、私の研修会の翌日から始めたという人の大半は、

  50代、60代です。長年の生徒指導の経験がものを言います。

(3)「4人グループで‥」。とりあえずの形式はなんでもOK。

  理論書や講師の話の通りにやる必要はないのです。

  できそうな形で取り組むことが大切です。

(4)「毎回書かせる感想」。要するにリフレクションカードです。

  これを「毎回」というのはすごいことです。生徒たちに振り返りと

  「深い学び」を促すことになり、授業者にも同様のことが起きるからです。

 研修会講師としては、90分間の短い時間でも、与えられたミッションは果たせたようです。「プロとは与えられた条件の中で目的目標を達成する人の事」という恩師の言葉を少しずつ実現できつつあるようです。

 恩師は「『〇〇が足りないから、できない』と言い訳をする人はアマチュアよ!」と切り捨てていました。(笑)

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